ゴジラの聖地と云われる、伊豆大島で自然の恩恵を受けながら

AJITOとして想う事。

 伊豆大島 AJITOより：ゴジラ岩に託された、海と未来への想い

伊豆大島　(釣り宿AJITO)　へようこそお越しくださいました。

当宿にお越しになる皆様は、この雄大な太平洋と、その中に生きる魚たちを愛する釣り人の方々ばかりです。私どももまた、この島の海に魅せられ、日々、自然の恵みに感謝して暮らしております。

この豊かな島には、ただ美しいだけでなく、私たちが受け止めるべき深い物語が刻まれています。

三原山とゴジラの警鐘

日本の怪獣王ゴジラは、1954年の誕生以来、**「核の脅威」**を具現化した存在として、私たち人類に警鐘を鳴らし続けてきました。人間が生み出した科学の力が、いつしか制御不能な恐怖となって、自分たちに牙を剥く—その象徴です。

そして、この島のシンボルである三原山は、1984年の映画でゴジラを封印した場所です。巨大な怪獣をマグマの底へと沈めたシーンは、一時的な安堵をもたらしたかもしれません。

しかし、三原山の火口からゴジラが復活した数年後、私たちは東日本大震災と、それに伴う原子力災害という、再び大きな試練に直面しました。

ゴジラがこの島から再び姿を現したのは、偶然ではないと、私どもは感じています。それは、「人間が引き起こした自然への問題は、決して解決していない」という、この島と自然からの強い警告だったのではないでしょうか。

⛩️ ゴジラ岩に宿る神の願い

三原神社の近くには、自然が創り出した奇岩「ゴジラ岩」がございます。

その岩の姿は、まるで神様が、巨大な守り神の形となって、私たちを見守り、そして諭しているかのようです。

ゴジラ岩が守るように見つめる先には、日本の象徴である富士山、そして皆様が愛する広大な太平洋が広がっています。この雄大な景色は、静かにこう訴えかけているように感じられます。

**「この足元の伊豆大島と、そこに息づく海を。まず、あなたたちが自分の手で守りなさい」**と。

釣り人としての誓い

私たち釣り人は、この豊かな海から命の恵みをいただく者です。

竿を握るその一投、一尾をいただくその瞬間に、魚たちや自然への感謝を忘れてはならないと、改めて胸に刻みます。

ゴジラが私たちに突きつけた**「自然を守る」**というメッセージ。それは、私たちが釣りを心から楽しみ続けるための、最も大切な心得でもあります。

どうか皆様が、この島の景色を眺める時、あるいは海で竿を握るそのひととき、このゴジラ岩のメッセージを思い起こし、島の自然保護について、改めてお考えいただければ幸いです。

海を愛する皆様とともに、この伊豆大島が、いつまでも豊かで美しいままであることを、心より願っております。

ゴジラの聖地　伊豆大島　釣り宿　AJITO９８－６６