【奥義】 両軸遠投・バックラッシュさせない「投」の作法

両軸リール(ベイトリール)は、投げ方ひとつで「最高の飛距離」か「修復不能な糸絡み」かが決まります。 力任せに振るのではなく、以下の**「三つの手順」**を丁寧に守ってください。

一、【構え】 タラシは短く、竿は頭上へ

  • タラシ(垂らし)は短く取る 竿先からカゴまでの糸の長さは、短めにセットしてください。 ここを短くすることで、振った瞬間に竿のバネ(反発力)が鋭く効き、初速が生まれます。

  • 竿は真っ直ぐ後ろへ リールが下を向くように構え、竿先を自分の真後ろへ倒します。横から回すのではなく、剣道の面を打つように、頭上で構えるイメージです。

二、【振り】 後方から真上へ「縦に振る」

  • 振り幅は「後ろから、天頂まで」 竿を大きく振り回す必要はありません。 **「真後ろ」から「真上(12時の位置)」**までの狭い範囲で、鋭く振ります。

  • 頭上で止める意識 竿を海面まで振り下ろさず、頭の真上で「ピタッ」と止める意識で投げてください。 竿を真上で止めることで、曲がった竿が一気に戻り、その反動でカゴが弾き出されます。

三、【指】 親指こそがブレーキ(サミング)

ここが一番重要です。 リールから指を完全に離してはいけません。

  1. 【投げる瞬間】 指を離す 竿を振ってカゴが飛び出す瞬間、親指をスプール(糸巻き)から離します。

  2. 【飛行中】 指で撫でてスピード調整 カゴが飛んでいる間、リールは猛スピードで回転します。 親指の腹で、回転する糸の表面を**「触れるか触れないか」の強さで撫で続けてください。**

    • カゴのスピードに合わせて、糸が膨らまないように優しく抑えるのがコツです。これをしないと、リールが空回りして糸が爆発します。

  3. 【着水】 同時にストップ カゴが海面に**「チャポン」と落ちる瞬間、親指でグッとスプールを押さえて回転を急停止**させます。 着水した後もリールが回っていると、その瞬間にバックラッシュします。 「着水即停止」。これを徹底してください。


★店主からの助言 慣れるまでは「6割の力」で投げてください。 正しいフォームと親指のブレーキ(サミング)さえ出来ていれば、力まなくても驚くほど飛びます。 「投げる」のではなく、竿の反発で「弾き出す」感覚です。

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